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ウネリ、波なにひとつない、真っ平らな海。果たして一年のうちにこんな海が何日あるだろう。

アカショウビンの鳴き声で目覚めた朝。「テント沈むよ〜」の声で目覚めた朝w。とにかく美しい海、そら、サンゴ(どこかで聞いたフレーズ)。1996年から施行された「海の日」、梅雨明け七日で(多分)海も静かだろうからと、当時主催していた関東シーカヤッククラブの何人かと行った沖縄、石垣島。
一年に何度も沖縄だ奄美だなんて行っていたのは、この時期くらいだろうなあ。

スライド1

沖縄の梅雨明けはその一ヶ月以上前だったのに関わらず、「これ?海なの?」というくらいに静かな海でした。石垣島から竹富島に渡ったんだけど、あらゆるものがフォトジェニックで、写真を撮りまくっていた。とにかく色がすごかった。

ちなみにこのとき、僕らは西表島には行っていません。また著者も存じ上げない方なので文章はマスクしてあります。

スライド2

というのは、掲載前になってガイドから自分たちは出たくないという連絡が入ったので。
もちろん事前承諾を取ってあるのに関わらず、である(--;

編集部では「これだけいい写真なんだからぜひ使いたい、ちょうど文章を書きたいという人もいる」とのことで、そのガイドの名前は一切出さず、写真だけを使うということでこういう形になった。当時は沖縄にはガイドカンパニーがどんどん出てきた時期でもあったので、何かあったのかも知れない。その辺りは伺い知るところではないし、今更知っても仕方ない。

ただ、残った写真は今もそのときの色を残しているし、とても好きな写真たちである。
実は西表島はまだ行ったことがない。
八重山諸島の島渡りは、ここ10年くらいの課題。
そろそろ決着をつけたいところだ。

スライド3

そのときの掲載号、カヌーライフ 19号